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2017.10.07

映像放送研究部が毎年恒例の『夏合宿』を実施


映像放送研究部(映研)が 9 月 19 日(火)から 9 月 22 日(金)の 4 日間、群馬県の草津町で『夏合宿』を行いました。毎年恒例となっている映研の夏合宿。今年参加する学生たちは総勢 72 名。学年によって 8 人から 12 人の班に分かれ、決められたテーマでロケを行い、合宿終了後に映像作品を制作します。
顧問である内藤和明教授(マス・コミュニケーション学科放送領域)から事前に与えられた今年のテーマは『1,000 円以内で楽しめる草津』です。学生たちは夏休み前から何度も事前ミーティングを重ね、企画書や構成案を作成し、合宿に臨みました。考えていた通りに撮影がすすまない班もありましたが、予期せぬハプニングにどう対応するかがロケの醍醐味。班員全員で意見を出し合いながら意欲的に撮影に臨み、無事合宿を終えることができました。これから学生たちには編集作業が待っています。
今回、合宿で学んだ失敗や経験を活かし、今後も映研の学生たちはクリエイターとしての表現能力を養うべく日々努力していきます。

■参加した学生の感想
1 年サポート担当:山田健太郎(マス・コミュニケーション学科 4 年)
「僕がこの合宿で学んだ事は、教えることの難しさです。1 年生班のサポートになり、ロケ実習の経験のない 1 年生の疑問をしっかり解消して円滑に班のサポートをすることが凄く難しく、とても勉強になりました。最後の夏合宿でしたが、まだまだ学ぶことは多く、ロケのサポートについた 1 年生と共にさまざまな事を学ばせていただいた最後の夏合宿でした」

合宿プロデュース担当:宮澤美帆(マス・コミュニケーション学科 3 年)
「今回合宿係として参加させていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。改めて縦のつながり、横のつながりの大切さに気づけた良い機会となったと思います。そして何よりも、お忙しい中ご指導して下さった内藤先生に心より感謝申し上げます。合宿を通して学んだことを、今後の活動にしっかりと生かしていきたいと思います」

1 年制作チーム C 班:野口拓人(マス・コミュニケーション学科 1 年)
「合宿リーダーをやっていて先輩たちのサポートなしでは何も出来なかったと思います。合宿前にはリサーチや企画書づくり、台本づくりなどかなり大変でした。でも、行く前よりも行ってからが大変でした。事前に準備をして行っても全くその通りにはいかなく、大変でした。でも、先輩たちのサポートや先生方のアドバイスなどで乗り越えることができました」

■顧問・内藤和明教授のコメント
「皆さん大変お疲れ様でした。今回の皆さんの頑張りを大変誇らしく思います。初めての経験も多々あり大いにとまどったと思いますが、映像制作に答えはありません。でも答えを見つけるためにもがき続けなければいい作品はできません。この矛盾が映像制作の魅力でもあり難しさでもあります。
ロケは絶対に予定通りにはいきません。しかし、予定通りにいかないからこそ事前に考え付かない面白さが演出できるのだと思います。机上で考える内容には限界があります。現場で起こる予期せぬ展開を味方につけることも映像作品の質を高める上で極めて重要になるのです。
これから皆さんは編集作業で更なる窮地に追い込まれるでしょう。使いたい画がないと何回も絶望感に浸るはずです。その苦労を重ね、苦しめば苦しむほど成長できるのです。みなさん、どうか少しずつでもよいので自分に厳しい人になってください。現実から逃げず諦めず自分を追い込んで下さい。そうすれば見えなかったものが必ず見えてきます。君達自身がまだ気づいていない本当の力が発揮できるはずです。絶対に諦めず後退りしないことが成長するための唯一の手段なのです」

内藤和明教授

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