海外専門研修
香港文化人類学専門研修

体験レポート

2016 年度 香港海外専門研修体験レポート


海外ってやっぱり刺激的!!!!! 【現代社会学科 永名 千紘さん】

香港は、私にとって、「文化人類学海外専門研修」で訪れた 2 つ目の街だ。そして今回は、1 回目のソウル研修とは一味違う研修が出来た。何しろ香港に到着した時から刺激的だと感じたのだ。
街には、日本の映画「 僕だけがいない街」 のポスターが貼ってあった。香港では「 謎の時空」 というタイトルで、何故か日本語のはずの“の”が付くのだ。これは斗鬼先生によると、調味料の「味の素」 が日本から輸出され、長年使われているうちに、“の”も香港で普通に使われる文字になったのだというから驚きである。日本の企業である「 無印良品」 の店も人気で、日本にはない「 MUJI CAFE 」 では日本食もどきが提供されていたりして、香港の人は日本のことがわりと好きなのだと感じた。
このように日本の文化が親しまれている香港だが、真珠湾攻撃の日に日本軍に攻撃され、昭和 20 年 8 月 15 日まで日本軍に支配されていた歴史を持つ香港の人々は、日本のことをどう思っているのかは大変気になった。
また日本と違って、とにかく忙しい感じもした。エスカレーターの速度が日本よりずっと速く、転びそうになった。そのせいか、ほとんどの人がエスカレーターでは歩かず、ベルトにつかまって静かに乗っていた。
他にも、親が歩きながら子供にご飯を食べさせる光景や、地下鉄の駅のモニターでは、イメージキャラクターであろう宇宙人が、目からビームを出し続ける5秒ほどのCMがずっと流れ続れけるなど、何事も早く物事が進むと感じさせられた。そしてこの忙しさは少し怖いことだとも思った。
とにかく日本と違うところがたくさんあって、香港は実に面白い。交通はすごく便利で、どこにでも地下鉄や二階建てロンドンバスで簡単に行けるのだが、高速道路走行中に犬が突然飛び出て急停車したりする。お墓は 5、6 階建てのビルにぎっしり詰め込まれている「 お墓マンション」 だし、崖っぷちの狭い土地にねじ込むように建てられたすごく狭いスーパーなど、日本ではお目にかからない出来事、風景にたびたび驚かされた。
このように研修は楽しみが多かったのだが、その裏で、日本人(外国人)だからとなめられて勧誘され、タクシー運賃をぼられるといった怖い思いをしたり、勘違いで駅の自動改札を通り損なったりと、かなり困ったこともあった。しかし、これも私に良い刺激を与えてくれた失敗である。
香港は斗鬼先生が事前にお話しされたように、情報量がものすごく多く、この感想文には私が感じたことをすべて書くことは到底できないのが残念だ。
ぜひ、後輩たちにも香港に行って、自分の目で見て、刺激的な研修を体験してほしい。そして、たくさんメモして、皆で共有して、「 マジか! !」と驚きあうことを願っている。(笑)


新しい異文化との出会い 【現代社会学科 秦 愛海さん】

香港研修では様々な異文化に触れることができた。現地に行かなければわからない、日本の生活との違いなどたくさんの発見があった。同じアジアでも考え方や物事の捉え方、あらゆる違いを肌で感じた。この違いをよく知ること、そしてそれを受け入れることこそが、グローバル人材への一歩だと確信した。
なぜなら、香港人に限らず世界にはあらゆる価値観を持った人々がいて、今日では観光客や移民など、国と国の間での人の移動が盛んになっているからだ。日本に住んでいても、海外から来た人の感じ方や文化を知っていることは、その人たちへの礼儀として当たり前にしていくべきだと思う。
例えば、今回香港に初めて訪れてみて、街並みや話す言語の違いはもちろんだが、それ以上に日本との違いを感じたことがあった。それは交通ルールに関しての違いだ。日本では交通事故が多く(と私は思っている)交通ルールも厳しい。車を運転するときの走行スピードや、シートベルトの着用など安全への意識が高い。しかし香港の街中では、すごい速さで車が何台も通っていく。そして、歩行者も横断歩道ではないところを渡ったりする。それが良い悪いではなく、そのような文化があるということを理解することが必要だと私は感じた。
もちろん急に道路に飛び出したりしては危険である。しかしそのおかげで、香港人は日本人よりも自分の目で確かめて、判断できる力を持っているのではないかと思った。
少しの生活様式の違いから、色々な考察や発見が生まれる。香港研修では、異文化に対する考え方が変わり、自分を見つめなおす良いきっかけとなった。