海外研修
海外専門研修

台湾専門研修

2016 年度

海外専門研修(台湾)

(学生 6 名+引率教員 2 名) 8 名

行程月/日地名時刻交通機関スケジュール
1 8 月 27 日(土)東京(成田)発
台北着
17 : 40
20 : 35
JW105利用空港/ターミナル:成田国際空港第三ターミナル
チェックインカウンター: Vanilla Air 利用航空会社 カウンター
集合時間: 15:00 時
シャトルバスでホテルへ Ceasar Park Hotel 泊
28 月 28 日(日)台北午前:台北市内視察 国立故宮博物館、忠烈祠、迪化街等
午後:アジアのゴールドタウンと呼ばれ、映画「悲情城市」の舞台となった階段の街 九份見学
38 月 29 日(月)台北発
花蓮着
花蓮発
07 : 20
09 : 05
19 : 08
・ タロコ国立公園ビジターセンターで所長を表敬訪問後、解説員からの講義を受ける。また、タロコ国立公園についてのフィルムを鑑賞

・砂かたんトレイル〔遊歩道〕シャカタンから階段を下りると、大理石の絶壁を掘った小道があり、そこから三間屋までの遊歩道を約 1 時間歩く。一年中透き通った緑色をしており、水と石の美しい景観を堪能。

・布洛湾にて昼食 タイヤル族が運営するレストランで、タイヤル族の料理を試食。

・燕子口 -九曲洞 タロコ渓谷でもっとも素晴らしい景観を鑑賞できる場所であるが、落石の危険があるので要注意!

・ 予定していた天祥は工事中のため、途中の地質館のビジターセンターを訪問。花蓮に戻り、花蓮の街で夕食を取ってから台北に。

台北 着後ホテルチェックイン
48 月 30 日(火)台北日帰り 野柳ジオパーク&陽明山国立公園 この日もマイクロバスをチャーター。
午前中はジオパークで有名な野柳を見学。
午後は陽明山国立公園を訪問
58 月 31 日(水)台北発
成田着
17 : 30
21 : 45
JW106出発まで自由行動

引率教員 親泊 素子 教授/ソニヤ アンダーダール 講師

台湾の国家公園は 1937 年に日本の国立公園法に基づき大屯、次高タロコ、新高山阿里山の 3 ケ所が指定されたのですが、利用が開始されないまま終戦を迎え、1972 年にアメリカの営造物型の国立公園をモデルとして独自の制度を創設発展させました。その意味で、台湾は二度の国立公園誕生の歴史を持っています。そこで、本研修では、台湾の代表的な国立公園を訪問し、その違いについて研修することにしました。なお、台湾では国立公園を「国家公園」という言葉で表現しているので、以下は国家公園を使います。

研修は、台北を基点にタロコ国家公園、陽明山国家公園、野柳地質公園、台北郊外の九份と魅力ある場所を貸切バスで回りましたが、その中でも特に学生を圧倒したのが、世界遺産級といわれる台湾中部に位置するタロコ国家公園です。そこでは、台湾在住 30 年の日本人インタープリターに解説をお願いして、アメリカの国立公園とひけをとらない位の予算を使って整備された公園施設を見学すると同時に、日本の植民地時代の負の遺産についても台湾の原住民、タイヤル族の生活を通して理解を深めました。学生たちはタイヤル族の典型的な食事も体験することができ、特に印象を強めたようです。また、台北の中心地から約 16.5 kmにある陽明山国家公園は、温泉や蒋介石の別荘や博物館、大学などの建物も混在する地域制の公園制度を採用しており、特に蓬莱米の台湾での栽培については、日本人研究者の大きな尽力があったことを説明してもらい、学生たちはそういった先人の功績に誇りを感じたようです。したがって、その功績者を讃える新しくできたばかりの資料館では、多くの質問が飛び交いました。さらに、午後には台湾の風景特定区に指定されている野柳風景特定区(野柳ジオパーク)も訪ね、波や風等の自然が作り出した奇岩や巨岩の作品群を鑑賞するとともに、風雨や人の影響でもろく崩れやすいジオパークの運営課題についても多くを学びました。ここでは所長さんの特別の計らいでマンゴーシャーベットを出してくださり、一同いたく興奮、感動しました。

今回の研修では、海外に行くのが初めてという学生も半数おり、素晴らしい体験となったようです。特に今回は台湾政府の国家公園組がすべての手配に協力してくれたので、訪問先では所長さんたちに出迎えられ、無料の車両が提供され、高級レストランで接待を受け、さらに課長クラスの方々による講義が用意され、帰りにはたくさんの資料をもらいと、学生たちにとってはVIP 待遇の研修となり、すっかり台湾の国立公園の魅力に取りつかれたようです。
また、宿泊したホテルが台北駅前という便利な場所にあって、夕方以降は自分たちで買い物や周辺を散策したり、町の人に英語で道を聞いたりすることで、多少の度胸と自信もついたようです。特に最終日は終日自由行動にしたので、自分たちで行く場所を決め、中にはかなりの遠出を試みた学生たちもいて、その達成感に酔いしれていました。しいて反省点をあげれば、台湾は日本とのかかわりも深く、そういった歴史的な場所も多く、学ぶべき名所がたくさんあったので、4 泊 5 日の研修日数では十分ではなかったかもしれないということです。ただ、予算的現代社会学科 海外専門研修「台湾」にも行きやすい場所のため、学生の多くは再度、訪台を希望しており、かえって余韻を残したのもよかったのかとも思った次第です。
また、今回は大学の職員の方々のご参加もあり、職員の方々は、学生たちの熱心な研修の様子を見ながら、江戸川大学の学生についての理解を深め、学生たちはまた大人としての社会常識や一般常識を教えていただき、双方に大変プラスになる研修になったのではと思います。最後に台湾政府内政部営建署国家公園組のご協力に謝意を表したいと思います。多謝!