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2019.02.22

社会学部現代社会学科の学生が第 10 回文化的景観研究集会で発表

「第 10 回文化的景観研究集会」(奈良文化財研究所 文化遺産部 景観研究室主催)が、2018 年 11 月 18 日(日)に平城宮跡資料館講堂で開催されました。「文化的景観」の概念は、国連専門機関である UNESCO の「世界遺産条約」の中で取り入れられた、新しい保護対象となる文化遺産の概念です。1992 年より、積極的に保護すべきものとして「世界遺産条約履行のための作業指針」の中に取り入れられ、積極的な保護が図られてきました。

これを受け、日本でも、文化財を保護するための法律「文化財保護法」において、「地域における人々の生活または生業及び当該地域の風土により形成された景観地でわが国民の生活叉は生業の理解のため欠くことのできないもの」を保護の対象として規定し、文化的景観の保護に取り組むようになりました。平成 16 年の文化財保護法の改正によって、特に重要な景観を、都道府県または市町村の申出に基づき「重要文化的景観」として選定し、保護しています。例えば、「葛飾柴又の文化的景観」や「利根川・渡良瀬川合流域の水場景観」等です。

現在、文化的景観に関する研究は、文化財、環境、建築、歴史、考古などの分野の研究者を中心に行なわれています。今回の研究集会は、「風景の足跡~考古学からの文化的景観再考~」をテーマに、考古学を専門とする方々と文化的景観やこれからの地域づくりについて考えることを目的に実施されました。社会学部現代社会学科の博物館・文化遺産コースでは、3 年生の今田晃生さん、大湯真平さん、成瀬満紀人さんが、昨年に引き続き研究発表を行いました。研究課題は、「世界遺産『ヴェネツィアとその潟』の文化的景観構成要素の基礎的研究」です。

本研究は、2018 年の夏に、ヴェネツィアにて現地調査を実施し、その現地調査結果をまとめたものです。UNESCO の修復プロジェクトの報告書や各国の様々な研究者が実施した先行研究を事前に分析し、それを踏まえ、現地調査で確認・実証を行いました。調査準備や現地調査も大変でしたが、その後の、調査データの整理、調査データの分析作業にも、放課後や週末も使うなど、長い時間を費やしました。大湯君は、総括リーダーを務め、欧文文献等先行研究や歴史的公文書の分析の責任者として活躍しました。今田君は、現状図の作成の責任者として、詳細な調査データを反映させた地図を完成させました。成瀬くんは、調査データの記録整理、工作物の構造図面の制作の責任者として丁寧な仕事を行いました。研究会では、様々な大学、研究機関、地方自治体などの先生方と意見交換をするとともに、多くのアドバイスをいただきました。

左から今田晃生さん、成瀬満紀人さん、大湯真平さん

イタリア・ヴェネツィアの現地調査の様子

<参考リンク>

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