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2018.08.04

『現代社会学科博物館・文化遺産コース』×『流⼭市⽴博物館』コラボ企画展

左から大湯真平さん、成瀬満紀人さん、今田晃生さん

社会学部現代社会学科博物館・文化遺産コースが、流山市立博物館とのコラボ企画で、流山市立博物館 40 周年記念企画『 Hoi!オランダ』展に研究成果の展示を行っています。

流山市は、2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における、オランダのホストタウンとして登録されました。明治時代には、オランダ人技師のムルデル氏が利根運河の設計に関わるなど、流山市はオランダとのゆかりが深いまちです。『 Hoi!オランダ』展ではオランダの絵本原画などが紹介されていますが、コラボ企画では、「みんなで学ぼう!アムステルダム運河」と題して、昨年博物館・文化遺産コースが実施した現地調査「世界遺産・アムステルダムのシンゲル運河の内側にある 17 世紀の環状運河地域の研究」の成果を展示しています。

このコラボ企画のメンバーは、3 年生の今田晃生さん、大湯真平さん、成瀬満紀人さんの 3 名です。3 名は、博物館・文化遺産コースで学ぶとともに学芸員資格の取得に向けて日々がんばっています。今回は初めての公的博物館での展示発表となり、企画、展示パネルの作製、展示作業など学芸業務をこなし、学芸員デビューを果たしました。

昨年挑戦した学会発表の原稿執筆やポスター制作とは異なり、教育的施設である博物館の機能を意識し、「老若男女問わず楽しんでもらいたい」「わかりやすく解説するにはどうしたらよいか」「知らないことを知る喜びや新たな発見を見つけてもらいたい」など、たくさんのアイディアを盛り込み、工夫を重ねながら準備しました。メンバーにとっては初めてのことで、時おり緊張している様子も見られましたが、全員で連日遅くまで研究室に残り仕上げました。8 月 31 日(金)まで展示していますので、ぜひご覧ください。

■現代社会学科・関根理恵准教授(博物館・⽂化遺産コース担当)コメント
「学芸業務は、通常は学芸員実習等で初めて経験することが多く、なかなか展示企画および展示物の制作するチャンスがないのが実情です。このコラボ企画は、流山市立博物館の小栗信⼀郎館長の計らいにより実現することができました。北澤滋学芸係長他、学芸員の先生方、博物館の職員の皆さまにも、いろいろご支援を賜りました。ここに深謝いたします」

準備してきた資料を展示する 3 人

昨年海外専門研修で調査したアムステルダムのシンゲル運河

<参考リンク>

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