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2018.04.26

現代社会学科の吉永明弘准教授編著『未来の環境倫理学』出版

社会学部現代社会学科の吉永明弘准教授(保護地域・環境学コース担当)編著『未来の環境倫理学』(勁草書房)が出版されました。
本書は、ポスト・ヒューマニティーズの哲学思想、公共性の環境倫理学、3.11 以降の原発と復興に関する倫理学等、90 年代以降の環境倫理学・環境哲学の潮流を体系的に捉え直すと共に、実践を支える思想として、未来をつくっていく学問としての環境倫理学を提示する内容になっています。人が「生きる場」としての「環境」、リアルな課題と対峙するテキストです。

吉永明弘准教授

<目次>


はじめに[福永真弓]
序 章 本書が取り組む三つの課題[吉永明弘]
第 I 部 災後の環境倫理学
イントロダクション[山本剛史]
第 1 章 リスク社会における環境倫理学[福永真弓]
第 2 章 福島第一原発事故に対する欧米の環境倫理学者の応答[吉永明弘]
第 3 章 放射性廃棄物と世代間倫理[寺本 剛]
第 4 章 環境正義がつなぐ未来――明日へ継ぐに足る社会を生きるために[福永真弓]
第 II 部 未来の環境倫理学
イントロダクション[山本剛史]
第 5 章 多様性の環境倫理に向けた環境徳倫理学の理解[熊坂元大]
第 6 章 ハンス・ヨナスの自然哲学と未来倫理[山本剛史]
第 7 章 気候工学とカタストロフィ[桑田 学]
第 8 章 「人新世」時代の環境倫理学[福永真弓]
終 章 未来の環境倫理学のための二つの補論[吉永明弘]
おわりに[吉永明弘]

勁草書房のウェブページ


<参考リンク>

教員情報:吉永明弘准教授


社会学部 現代社会学科
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