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2018.03.26

基礎・教養教育センター長の荒谷大輔教授の著書『ラカンの哲学』が出版

基礎・教養教育センター長の荒谷大輔教授(専門:哲学、倫理学)の著書『ラカンの哲学』が講談社から出版されました。
フランスの精神分析家ジャック・ラカン(1901-81 年)は、フロイトが創始した理論を刷新し、常に新たな精神分析を創出し続けた、不世出の人物です。本書は、そのラカンの生涯をたどりながら、精神分析の出会いとなった博士論文「人格との関係からみたパラノイア性精神病」(1932 年)を皮切りに、「エクリ」(1966 年)をはじめとする著作を参照しつつ、1953 年から最晩年の 1980 年まで続けられたセミネールを読み解いていく内容となっています。

目 次

序 精神分析の哲学、哲学の精神分析
第一章 唯物論─意識現象の存在について:~1953 年
第二章 言語論─「叡智的世界」の理念性について:1953~56 年
第三章 発生論─エディプス・コンプレックスの形成について:1956~60 年
第四章 数理論─理念的なものの構造について:1961~62 年
第五章 実践論─革命について:1963~70 年
第六章 生成変化─多様な構造化の可能性について:1971~81 年
あとがきに代えて:1981 年~

講談社のウェブページ


<参考リンク>

教員紹介:荒谷大輔教授


基礎・教養教育センター

荒谷大輔教授

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