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2017.12.13

現代社会学科・新潟県宿根木活性化プロジェクトレポート⑤

宿根木で様々な体験プログラムを運営している石塚敏行さん(前列右)と清野隆講師(右)、ゼミ生

社会学部現代社会学科の清野隆ゼミ(観光学・地域再生コース)が『平成 29 年度 大学生の力を活かした集落活性化事業』で新潟県佐渡市宿根木の集落活性化調査研究業務を実施しています。学生は宿根木集落を訪問し、地元住民の皆さんと相談しながら、集落活性化に向けた新しい事業を提案します。調査研究の様子は本ウェブサイト内で数回に分けてご紹介します。
レポート⑤となる今回は、学生たちが行った『ものづくり体験』について紹介します。

竹林整備では持続的に活動にするため、伐採された竹を副産物と捉えて有効活用することが重要とされています。そこで竹材を使ったものづくり体験を実験的に実施しました。
今回は学生たちのアイデアで、灯り、スマホ用スタンド兼スピーカー、箸、ぐい飲み、杖を作成しました。いずれも指導を受けながら、機械を使用して 1 時間程度で完成させることができました。この他、竹を軸にしたバウムクーヘンづくりにも挑戦し、宿根木の皆さんに試食していただきました。初めの試みでしたが上手に出来上がり、皆さんに喜んでいただきました。今後は以上の実験結果を分析して宿根木でのものづくり体験のプログラムを提案する予定です。

■参加した学生の感想
関根悠介(3 年)
「私はスマホ用スピーカー、箸、ぐい飲みを作りました。共通して難しかったのが竹の加工です。スマホ用スピーカーは台座を作るのが難しく、スピーカー本体を置く窪みを削るときになかなか思い通りの形になりませんでした。箸は一見簡単そうに見えますが、これがまた難しくなかなか綺麗に丸く研げないというのと、先を細くする際に中心がずれてしまうなど苦戦しました」

佐野海祥(3 年生)
「ものづくり体験では、小刀を使ったりして、小学生の時に竹とんぼなどをつくったりした事を思い出しました。スピーカーはつくり方や形によって全く音が変わってくることに驚きでした。バウムクーヘンも手間と時間はかかりましたが、出来上がったときは達成感でいっぱいでした」

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