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2017.06.15

第 35 回日本生理心理学会の開催報告

江戸川大学で開催された第 35 回日本生理心理学会大会には約 300 人が参加し、100 演題を超える研究発表や複数のシンポジウムが開催されました。
社会学部人間心理学科の福田一彦教授、山本隆一郎准教授が企画したシンポジウム 2 「ひろがる睡眠学-工学と医学と臨床心理学の立場から-」に集った研究者の専門は様々で、睡眠学が複合領域的な研究分野であることが会場の様子からもうかがえました。
このシンポジウムでは、九州大学の樋口重和教授が人間工学の立場から「ブルーライトが子どもの睡眠・生体リズムに与える影響」について、法政大学の高橋敏治教授が精神医学者としての立場から「生体リズムの異常」や最近話題の「社会的時差ボケ」について、本学の山本隆一郎准教授が臨床心理学者としての立場から認知行動療法などの最新のトピックなどについてお話されました。フロアからも活発な質問が寄せられ、最新の生体リズムや睡眠に関する知見についてのディスカッションが行われましたが、最後には、睡眠の重要性や具体的な睡眠の問題への対処方法について一般の方々に啓発的な活動を行う必要があることを再確認してシンポジウムを終了しました。
この大会では、本学卒業生である齊藤美帆さんの卒業論文で、社会学部人間心理学科の 2016 年度最優秀論文でもある『断眠が友人関係における透明性の錯覚に与える影響』の内容もポスター発表として報告されました。

山本隆一郎 准教授

ポスター発表

学生スタッフ

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