江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。各ゼミの指導教員は卒業論文のうち優秀な論文を優秀論文として推薦します。優秀論文発表会では、優秀論文を執筆した学生がプレゼンテーションを行い、最も優秀な論文が選考されます。

2019年度 優秀論文

最優秀論文
「アウトドアツーリズムを通じた地域資源の保全活用と関係人口に関する研究」
堀 樹浩さん(清野 隆ゼミ)

<論文概要>
優秀論文発表大会における12人の研究発表は、「発表(説得力があるか)、スライド・配布資料(わかりやすいか)、オリジナリティ(独創的か)、構成(論理的か)、結論(妥当か)」という5項目について、5段階で評価され、その集計の結果、最優秀論文が選出された。
該当論文は、アウトドアツーリズムの定義、理論、現状について関係人口という切り口から整理し、現地でのフィールドワークに基づいて、課題の整理とその解決へ向けた取り組みについて的確にまとめられている点が評価された。また論文の構成のみならず発表自体の準備も丁寧になされており、フローチャートやグラフを効果的に活用していたので、内容がわかりやすく伝わった点も評価された。
先の5項目では、「構成」と「発表」の評価が12人中1位、「結論」と「スライド・配布資料」は2位、と高かったが、「オリジナリティ」が8位と比較的振るわなかったのは、より掘り下げた分析への期待の裏返しだと思われる。