江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。各ゼミの指導教員は卒業論文のうち優秀な論文を優秀論文として推薦します。優秀論文発表会では、優秀論文を執筆した学生がプレゼンテーションを行います。

2019年度 優秀論文

木村萌さん
「日本における外国人タトゥーの入浴施設での対処法に関わる考察 ~グローバル社会におけるタトゥー文化の認識~」


<論文概要>
北海道の入浴施設で、文化交流のために来日していたニュージーランドの先住民族マオリの女性が、顔に施されたタトゥーが民族伝統タトゥーにも拘らず、タトゥーを理由に入浴を拒否された報道に着目し、日本における外国人タトゥーの入浴施設での対処法を検証・考察した。ラグビーW杯で多くの外国人が日本を訪れ、入浴施設を利用した事例を取材し、現地調査を踏まえて、入浴施設でのタトゥーへの対応を検証し、外国人のタトゥー問題に対して最適な対処方法を導き出した。

<選考のポイント>
タトゥーに関する数多くの文献を丹念に調査し、それを踏まえて現地調査と施設関係者へのインタビュー取材を地道に行い、考察している点で高く評価できる。文献調査と現地調査のバランスが良く、それを元にした検証・考察も丁寧であり、説得力のある論の展開を成す論文として評価できる。

「日本における外国人タトゥーの入浴施設での対処法に関わる考察~グローバル社会におけるタトゥー文化の認識~」(要約)