氏原 基余司

こどもコミュニケーション学科 特任教授

大学卒業後、都立高校教諭、文化庁文化部国語課・国語調査官、同主任国語調査官を経て、平成26年4月江戸川大学・こどもコミュニケーション学科教授、令和2年4月から現職。
国語行政を担当している国語課では、国語審議会や文化審議会の答申(「表外漢字字体表」「改定常用漢字表」「敬語の指針」等)や国語分科会報告などの取りまとめに当たってきました。また審議会関係の資料作成(「漢字出現頻度数調査」「出現文字列頻度数調査」等)も担当してきました。
この間、文字コードを検討するJCS委員会、文字情報基盤推進委員会などの委員や法制審議会人名用漢字部会幹事、中央教育審議会専門委員(国語)を務めています。

研究分野:言語学
専門分野:日本語学、日本語教育


日本語学というのは、一言で言えば、日本語(国語)を研究対象とする学問です。また上記の日本語教育というのは「外国人を対象とした日本語教育」ではなく、小学校、中学校、高等学校で行われている「国語科教育」のことです。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


日本語学に関しては、大きく二つの分野に分かれます。「歴史的な経緯の中で見ていく分野」と「現在の言語使用の実態から見ていく分野」の二つです。私たちが日常使用している日本語(国語)を直接対象としている点が「日本語学」の大きな魅力だと考えています。そのために、ふだんから自分や周囲の人たちが使っている言葉に関心を持つことが最も大事なことです。

研究テーマ


日本語学に関しては、これまで国語施策(国語政策)として示されてきた表記関係の施策(「現代仮名遣い」「常用漢字表」「送り仮名の付け方」など)を研究対象としています。特に、明治期から我が国の「国語国字問題」の中心課題であった「漢字政策」を研究テーマとしています。
国語科教育については、全ての能力の根幹となる「国語力」をどのように身に付けていくのがいいのかを研究テーマとしています。

最近の研究活動


「研究テーマ」のところにも書きましたが、「学生の国語力」をどのように向上させるのかについて考えています。具体的には、書いてもらった文章や発言内容から学生の「国語力」を分析・整理して、「全ての能力の根幹となる国語力」をどのように高めていくのかを考えています。
日本語学に関しては、明治期からの「漢字廃止論」や「漢字規制論」を踏まえて現在の「常用漢字表」にまでどうつながっていくのかを研究テーマとしています。

担当科目


国語、国語科教育法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、生徒指導論