江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。各ゼミの指導教員は卒業論文のうち優秀な論文を優秀論文として推薦します。優秀論文発表会では、優秀論文を執筆した学生がプレゼンテーションを行い、最も優秀な論文が選考されます。

2019年度 優秀論文

最優秀論文 小野崎 翼さん(青木 拓郎ゼミ)
「アウトサイドプレイヤーのオフェンスリバウンド獲得に関する研究」

<論文概要>
バスケットボール競技では、ゴールが高さ3m5cmの位置に設置されている。そのため多くの局面で身長の高い選手が有利になることが多い。本論文は、オフェンスリバウンド獲得に関して、ポジション別・身長帯別・性別に分けて調査を行い、ゲーム分析を実施。対象ゲームは所属している部活動のリーグ戦とした。上記の分析項目について、的確に傾向をまとめ上げることに成功している。東京オリンピックや世界各国で実施されているプロバスケットボールリーグの技術知見に対して有用性の高い論文だと言える。

<選考のポイント>
本論文は、バスケットボール競技におけるオフェンスリバンド獲得にスポットをあて、リーグ戦のゲーム分析を行うことで、戦略優位性の傾向を考察した秀作である。実際のゲームの映像を緻密に分析し、ポジション別、身長帯別のアドバンテージ要因を抽出することで結論の妥当性を見出している。時間をかけ真摯に取り組んだ分析手法を評価し、最優秀卒業論文として選んだ。