vol. 28 2016年12月21日

ゼミ生はライバルでもあり、家族のような存在
一緒に壁を乗り越えてきたからこその絆が力に

内藤先生からの指導やアドバイスのなかで心に残っているものはありますか?

内藤先生から教えていただいたことは数え切れないほどあり、今、夢であった番組制作の仕事をできているのも、内藤先生のおかげだと思っております。青森の田舎から出てきて、テレビはどうやって作られているのか何もわからないまま入学した私は、内藤先生に会って内藤ゼミの先輩たちを見て、夢を現実にさせるために大学生活を充実させたいと思いました。
内藤先生の授業は、個人活動ではなく、グループ活動です。ゼミ活動や部活動も同じです。
例えば、ゼミ活動の中で先生に怒られることがあると、原因を追究してしまいますが、なぜそうなったのか?誰かが気付けなかったのか?「ミスを一人に押し付けない」ということをよく言われました。
「社会に出て、困った時に助けてくれるのはゼミ生。仲間を大切にすること」はよく言われてきましたが、仕事をしていて実感することがよくあります。忙しい業界なので、特にADは余裕がありません。実際に困ってゼミの仲間やゼミの先輩に連絡をすることがありますが、忙しい中でも話を聞いてくれたり、協力してくれたりと何度も助けてくれます。
同じ業界で働いているからこそ大変さもわかりますし、同じ経験をしているので、できることは力になりたいと思います。
大学時代はぶつかり合うことも多かったですが、何度も先生に怒られ、何度も悔し涙を流して一緒に壁を乗り越えてきたからこその絆だと思っています。卒業後も仕事でも助け合える関係は内藤ゼミの素敵なところだなと誇りに思います。

内藤先生のお人柄を、ひとことで表すなら?

お父さんのような存在です。
内藤ゼミで「海外ロケ実習」があります。海外に行くまでのネタ決めなどの準備はもちろん、言葉も通じない外国で、撮影をするというのは全てが初めてのことで戸惑うばかりでしたが、海外ロケで失敗は許されません。出発前や現地でも何度も怒られましたが、そんな時も自分たちで解決できるように、全員で集まり、意見を交わし合う時間を与えてくださり、正しい答えを見つけ出せるように助言してくださりました。知識や技術的な面だけでなく、人としても成長する機会をたくさん与えてくださりました。
ゼミ生同士が本気でぶつかり合えたのも内藤先生がいつもきっかけを与えてくださったからだと思います。本気でゼミ活動に注力してきたからこそ、意見がぶつかり合うのだとも思います。こんなに熱くなれるのも内藤先生が熱心に指導してくださるからこそ、ゼミ生ももっと学びたい!先生の話に追いつきたいという気持ちになったのだと思います。
同じ目標や夢を持った仲間と出会えたこと、夢を叶えるために頑張っている卒業生のお話を聞けること、業界の第一線で働いていた先生のお話を聞けること、全てが刺激になりました。ゼミや部活動終わりも、みんな先生のお話を聞きたくて、よくサイゼリアに行きました。業界の話はもちろん、それぞれの性格もよく理解してくださっていて、良いところや悪いところ、こういうことをやってみたらいいんじゃないか、など本当にたくさんのお話をしてくださいました。
内藤ゼミは先生やゼミ生と過ごす時間がとても多く、卒業後も先生や後輩たちに会いに行くことが多いのも特徴だと思います。厳しくも愛のある先生のご指導を受けてきたからこそ、今でも「先生元気かな〜?」「先生に報告しないと!」「後輩たちに会いに行こうかな〜」と思うことが多いです。
ゼミ生はライバルでもあり、家族のような存在で、内藤先生は本当にゼミ生一人一人のことをよく見てくれるお父さんのような存在だと思います。内藤先生という存在がいるからこそ、みんなが結束できるのだと思います。

お仕事をされるなかで「内藤ゼミ」出身の先輩や後輩の方と会う機会はありますか?

ザ・ワークスには「内藤ゼミ」出身者が7名います。先輩が一人、同期が一人、後輩4人。
それぞれ担当している番組は違いますが、会社で深夜まで残って作業をしているときに、同じ状況で励まし合ったり、それぞれの近況を話したり、困ったときに相談にのってもらったりとすごく助けられています。
学生時代に海外ロケや学園祭など最高のものを作るために一緒に悩んで乗り越えてきた仲間が近くにいるととても心強く、みんな頑張っているのだと思うと励みになります。
日本テレビでも同じ業界にいる内藤ゼミ生に会うことが多く、仕事面で助けてもらうこともありますし、時間が会うときは社員食堂で一緒にご飯を食べることもあります。
「幸せ!ボンビーガール」では江戸川大学出身者が多く、内藤ゼミの先輩もいました。再現ロケでは後輩がカメラアシスタントをしていて、早朝から深夜にまで及ぶ撮影を一緒に乗り越えています。違う会社でも同じ先生のもとで学んできたゼミ生と一緒に働けることはすごく嬉しいですし、自分も負けていられないと力を与えてくれる存在です。

メディアコミュニケーション学部 マス・コミュニケーション学科
2014年3月卒業

S.S.さん

株式会社 ザ・ワークス 
アシスタントディレクター

(2016年12月取材当時)