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2017.08.28

現代社会学科・新潟県宿根木活性化プロジェクト レポート①


社会学部現代社会学科の清野隆ゼミ(観光学・地域再生コース)が『平成 29 年度 大学生の力を活かした集落活性化事業』で新潟県佐渡市宿根木の集落活性化調査研究業務を実施しています。学生は宿根木集落を訪問し、地元住民の皆さんと相談しながら、集落活性化に向けた新しい事業を提案します。今後、調査研究の様子を本ウェブサイト内で数回に分けてご紹介します。

今回は、活動場所である宿根木を紹介します。
宿根木は、佐渡島南端の小木半島に位置します。佐渡の主要港である両津港から車で1時間、最寄のフェリー寄港地・小木港から車で 10 分の距離です。かつては、金銀山で栄えた佐渡の富の 3 分の 1 は宿根木に集まったそうです。その富は、北前船の時代の廻船業と船大工によってもたらされ、その痕跡として美しい歴史的町並みが現代に残されています。女優・吉永小百合さんの CM で知られるようになった、通称「三角屋」。石置き木羽葺きの屋根。縦板張りの民家。称光寺川の洗い場。江戸時代からの石畳が残る世捨て小路。集落入口の竹垣。港「はんぎり」(たらい船)。他にない独特の景観が宿根木の第一の魅力です。
宿根木には、その地域資源の多さから、既にたくさんの地域再生の取組みが存在します。民俗学者・宮本常一氏の提案によって設立された佐渡国小木民俗博物館と展示された多数の民具。復元された千石船。住民の皆さんが造った宿根木の模型(宿根木の複雑な地形が手に取るようにわかります)。
清野ゼミでは、それらの地域資源を組み合わせながら『竹林・雑木林の保全活用』について考えていきます。







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