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2013.04.11

「日本パーソナリティ心理学会第21回大会」で行った中村真教授と松田英子教授の共同学会発表が優秀大会発表賞を受賞!

昨年10月に島根で開催された「日本パーソナリティ心理学会 第21回大会」において、中村 真教授と松田英子教授が共同で行った学会発表が、優秀大会発表賞を受賞しました。

これは、当該大会で行われた一般口頭発表に関し、1次審査(論文審査)と2次審査(口頭審査)を経て、総合評価で上位の6発表が優秀大会発表賞として受賞したものです。発表タイトルは、「大学生の自動思考に影響する要因の検討-恥意識とコミュニケーション・スキルからの分析-」。

研究の概要は、次の通りです。

「日頃から不安や抑うつ気分で心が占められている人には、ストレスを生み出しやすいものの考え方があり、これを「自動思考」と呼ぶ。例えば、待ち合わせ時間を過ぎても恋人が来ない場合に「私との約束なんてどうでもいいんだ。嫌われたかもしれない。」と考え、落ち込むという具合に、ある状況において自動的に浮かび上がる否定的な考え方を指す。自動思考がもたらす不安や抑うつを減らすためには「たまたま電車が遅れているのかもしれない」「私に会うのが楽しみで準備に時間がかかっているのかもしれない」のように、同じ状況に対しても現実的な考え方あるいは肯定的な考え方が出来るように支援する必要がある。
この研究では、自動思考を修正する効果的な介入方法を導くための基礎的資料を得るために、自動思考に影響する要因としてコミュニケーション・スキルおよび恥意識に着目し、具体的なイラスト素材を用いて大学生を対象に調査を行った。その結果、コミュニケーション・スキルが高い大学生ほど現実的な考え方をしやすいということが分かった。したがって、大学生の自動思考を抑制し現実的な考え方を促すには、コミュニケーション・スキルを向上させる取り組みが効果的である可能性が示唆された。また、否定的な考え方をよくする大学生は、自分と身近な仲間とのあいだで考えや行動が一致しない場面において恥ずかしさを感じやすいことが示された。この種の恥の意識には、思いやりなどの向社会的態度を抑え、迷惑行為などの社会規範から逸脱した行為を促進する傾向があることが先行研究によって指摘されているが、本研究によって自動思考をもたらす可能性があることも示されたと言える。」

松田英子教授

◆自動思考の定義ついてわかるもの

◆大学生の抑うつと自動思考に関する研究