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2015.05.11

5月の企画展示「芥川賞・直木賞の世界」

5月企画展示

 日本に数ある文学賞の中でも特によく知られているのが芥川賞と直木賞です。普段あまり本を読まない人でも、賞の名前は耳にしたことがあるかもしれません。

 芥川龍之介と直木三十五、作家ふたりの名前を冠した両賞の創設は昭和10(1935)年と歴史は古く、あわせて300以上もの作品が受賞の栄誉に輝いてきました。賞の動向をめぐっては多くのメディアが報道することから、いまや一大イベントの様相を呈しています。
 今回の展示では、過去の受賞作はもちろんのこと、賞の当落に関わらず“事件”の主役になった作家や作品にもスポットを当ててみました。意外な大物や有名な作品が受賞していないなど、ちょっとした発見があるかもしれません。

 ちなみに次回の両賞は、候補作が6月に、受賞作が7月にそれぞれ決まる予定です。どのような作品が候補にあがるのか、いまから注目です。

 4月から運用が始まった2Fネコモンズエリアで現在展示中です。みなさんのご来館を心よりお待ちしております。