教員採用試験に現役合格!教職合宿で身についた授業力

K.K.さん
(社会学部人間心理学科2015年3月卒業)
【校種等】特別支援学校教諭
【免許状】
 中学校教諭一種免許状(国語)
 高等学校教諭一種免許状(国語)

教員を目指したきっかけは?

中学二年生でお世話になった国語の先生に憧れたことが、教員を目指そうと思ったきっかけです。採用試験の準備は大学三年生の秋頃から少しずつ始めました。四年生になると教育実習で忙しく、勉強をする時間がとれなくなってしまったため、もっと早くから始めるべきだったと後悔しました。教職課程の先生方に試験勉強を見ていただいたり、面接練習をしていただいたりしたおかげで、どうにか間に合わせることができました。

江戸川大学の教職課程で印象に残っていることは?

最も印象に残っていることは、教職課程の履修者を対象とした、年二回の合宿です。昼間は模擬授業を行い、夜間は寝る間を惜しんで学習指導案検討や授業準備をするため、決して楽なものではありませんでした。しかし、授業を考えるために教材と向き合ったことで国語の楽しさを知り、指導をいただきながら何度も模擬授業を行ったことで、授業力を身につけられました。
江戸川大学教職課程の魅力は、この教職合宿のことからも分かるように、先生方が限界まで学生に付き合って指導をしてくださることだと思います。また、模擬授業をたくさんできる環境だったこと、模擬授業の事前事後指導が徹底的に行われていたことも、大変ありがたかったです。合宿に限らず、週に一度行われる教職セミナーという授業でも、たくさんの模擬授業を行いました。多くの指導をいただきながら模擬授業の経験を重ねることで自信をつけ、教育実習や採用試験では堂々と授業をすることができました。

教員になって初めての一年は?

教員になってからの一年はあっという間でした。教員という仕事は想像していた以上に忙しく大変でしたが、想像していた以上に楽しいです。生徒の成長をそばで見られることが、生徒と一緒にいられる時間が、これほど幸せなことだとは思いませんでした。
これからも多くの経験を重ね、学んでいく中で、生徒の気持ちに寄り添い、生徒とともに成長していける教員を目指したいです。

学生時代にやっておいて良かったことは?

生徒指導や教育相談、教育心理学の授業で学んだことは、日々生徒と向き合ったり指導したりする上で、大変役に立っています。
また、ボランティアで多くの子どもたちと接したことや、千葉県教育庁主宰の「ちば!教職たまごプロジェクト」に参加したことは、特別支援学校で働いている今、やっていて良かったと思うことです。
そして何より、教職課程の先生方に厳しく指導していただいた経験が、日々仕事で辛いことがあってもそれを乗り越えるための力になっています。