江戸川大学
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「知は現場にある!」

現代社会学科は、文化人類学、環境、観光、地域再生、文化財、スポーツなど、「現場」に深くかかわる学科です。そこで教室での授業だけでなく、現地に出かけて観察や見学、インタビュー、体験学習をする、コースにかかわりなく履修できるフィールドワークの共通プログラムを多数用意しています。
「現代社会・フィールド研修」は、1年生向けの入門コースです。10以上開講する日帰りプログラムの中から4つ選んでもらいます。さまざまな分野を体験し、高校までの学習では出会わなかった現場の面白さを実感してもらいます。また、観察の仕方やノートの取り方など、調査方法の基礎を学びます。必修科目ではありませんが、ぜひ履修をお勧めします。
「現代社会専門研修」「海外専門研修」は、2年生向け授業です(選択科目)。準備から現地調査、発表、レポート作成までの流れを一通り体験します。学生はコースに関係なく、興味のあるプログラムに参加できます。
こうした研修で各分野の内容を深く学習したあと、3年生はゼミに所属します。ゼミでは担当教員の指導の下、より専門的なフィールドワークに取り組むことになります。

2年次 「海外専門研修」プログラム事例

海外でのフィールドワークは、「生」の多文化に触れ、多様な価値観を知り、国際社会のもつ課題を発見する力を鍛えます。5つ程度のメニューから一つのプログラムを選択し、大学で十分な事前学習を行ったのち、教員が引率して海外での宿泊を伴うフィールドワークを実施します。
※選択科目

プログラム1. 多文化共存の実験都市香港でグローバル化対応人材をめざそう


世界都市力ランキング3~5位の国際都市香港。このパワーの秘密は、1世紀にも及ぶ英国植民地支配による多民族、多文化共存だ。中国と英国、さらに世界の人と文化が出会い、社会制度から食文化まで、独特の文化を持つエネルギッシュな国際人=「香港人」が生み出されてきた。香港人の生活、文化に密着するフィールドワークで、この多文化共存の大先輩の経験に学び、グローバル化の荒波に立ち向かえる人材を目指そう。


プログラム2. 台湾の植民地時代の国立公園を検証する


台湾と日本との間に国交はないが、実質大変交流の盛んな地域で、台湾に行くと日本の植民地時代の遺構があちらこちらに残っており、なぜか古き良き時代の日本にタイムスリップした気持ちになる。本研修では日本の植民地時代に指定された3カ所の国立公園:大屯(現在の陽明山大屯山)、次高・タロコ(現在の雪山と合歓山)、新高・阿里山(現在の玉山と阿里山)を訪問。日本の統治時代に木材を運搬する目的で建設された阿里山森林鉄道をはじめ、タロコ国立公園では原住民のタイヤル族が経営する宿に宿泊し、富士山(3,776m)に次いで2番目に高い北岳(3,193m)より高い合歓山(3,275m)の頂上まで雲海を抜けてドライブする。台北市内の国立故宮博物院やTAIPEI101等の有名な観光スポットも視察。また、オフには夜市も楽しむ。


プログラム3. 自然・歴史・文化遺産を網羅するアメリカの国立公園体系を学ぶ


世界の商業、文化、ファッション、エンターテインメント等に多大な影響を及ぼしている最大の都市、ニューヨーク、そしてアメリカ合衆国の首都ワシントンDCにそれぞれ3泊ずつしながら、U.S.National Park Service(アメリカ国立公園局)が管理するアメリカ国立公園体系の様々な自然、歴史、文化遺産について研修する。ワシントンの桜で有名なポトマック河岸、ホワイトハウス、ワシントンモニュメントをパークレンジャーが馬でパトロールする姿や、9.11のニューヨーク同時テロの現場なども視察。国連、摩天楼、Fifth Ave.、 セントラルパーク等の観光スポットも見学。


プログラム4. フランスおよびイギリスの文化的景観について学ぶ


古代ローマ時代から歴史が続くフランスパリで、世界遺産『セーヌ川河岸(文化遺産・1991年登録)』、『ベルサイユ宮殿(文化遺産・1979年登録)』を視察する。また、ユーロスターに乗って海底トンネルをくぐりロンドンを訪れ、テムズ川河畔の『ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会(文化遺産・1987登録)』を視察し、川という交通路とともに河岸に発達したヨーロッパの都市について考察する。また、街並み調査を同時に実施し、歴史的建造物および生活と共存する文化的景観に親しみ、海外における文化的景観の保護活動の実際などについて学ぶ。また、文化的景観の調査だけではなく、博物館見学を通して、その土地の文化や歴史についても同時に学習する。


プログラム5. オーストラリアのエコツーリズムとインタープリテーション


サステイナブルツーリズムとは「持続可能な観光」という意味で、環境や文化遺産、自然資源等の過度な商業化による悪化を避け、破壊することなく持続的に本来の姿を維持し続けるように管理運営する観光の形態で21世紀の新しい観光のあり方として注目を浴びている。本研修はエコツーリズム州として有名なオーストラリアクイーンズランド州を訪ね、オーストラリア最大の観光保養地として知られるゴールドコーストを拠点に、世界遺産、国立公園、ワイルドライフサンクチュアリ等でエコツーリズム認証制度やインタープリテーション等についての研修を行う。


プログラム6. ベトナムの環境国際協力及びサステイナブルツーリズム


ベトナム最高峰のファンシパン山(海抜3,143m)を望み、世界の棚田七選にも選ばれた美しい田園風景が広がる地域制のホアンリエン国立公園を訪れる。また、その拠点となるサパは少数民族のメッカといわれ、多くの少数民族を目にすることができる。その周辺の村々に居住する少数民族の生活安定と国立公園の貴重な動植物の保護につながる国際ボランティアを自然保護とエスニックツーリズムの観点から行う。


プログラム7. 文化人類学の眼で韓国、日本、自分を読む


人も言葉も、文化も風景も、日本とそっくりだけど全然違う、という不思議の国・韓国。だからこそ、異文化を見る目だけでなく、自文化、そして自分自身を、異なった視線で見直す訓練には最適。21世紀は東アジアの時代だ。普通の観光旅行とは全く異質な、風水、都市伝説から韓流まで、何でも探検してしまう“文化人類学者の旅”で、「真の国際感覚」と、日本、世界そして自分を「見る目」を磨こう。