室城 隆之

人間心理学科長
人間心理学科 教授
博士(心理学)、公認心理師、臨床心理士

上智大学法学部を卒業後、家庭裁判所調査官として28年間、非行少年や問題を抱えた夫婦・家族に対する心理臨床に従事してきました。その間、佛教大学で社会福祉学、放送大学大学院、東京成徳大学大学院で臨床心理学を学び、博士(心理学)の学位を取得。2015年4月から現職に就いています。精神分析的心理療法(個人・集団)、交流分析、ゲシュタルト療法のトレーニングを受け、公認心理師、臨床心理士などの資格を有しています。

研究分野:心理学
専門分野:臨床心理学、司法・犯罪心理学


臨床心理学(カウンセリング)は,心理学の知識を用いて、こころに悩みや心配ごとを抱えた人々を援助するための、実践的な学問です。自分自身や相手の気持ちを理解し、より自分らしく生きることや、より良い人間関係をつくることにも役立ちます。
司法・犯罪心理学では、非行少年や犯罪者の心理的アセスメントと更生の支援について学びます。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


臨床心理学を学ぶことによって、悩んでいる人の力になることができるようになるとともに、自分自身もよりいきいきと生きることができるようになります。ただし、そのためには、ありのままの自分と向き合い、また、ありのままの相手を受け入れるための覚悟とトレーニングが必要となります。

研究テーマ


・非行少年や犯罪者の心理と立ち直りに関する研究
・カウンセリング・心理療法(特に、交流分析、ゲシュタルト療法、精神力動的心理療法、集団精神療法)の方法と効果に関する研究

最近の研究活動


・最近は、交流分析やゲシュタルト療法を実施し、その効果を測定する研究を行っています。

担当科目


カウンセリング概論、司法・犯罪心理学、心理的アセスメント、心理学的支援法、心理演習、感情・人格心理学、人間心理学基礎、人間心理学特殊講義、基礎ゼミナール、専門ゼミナールI・II、卒業研究

趣味


・スポーツは、何でも好きです。野球は高校時代にやっていましたが、現在は観戦だけです。テニスは時々、スクールに通っています。空手は5段で、師範代として教えています。
・そのほか、年に数回、いきものがかり、aiko、沢田聖子のコンサートに行ったりしています。