隈本 邦彦

マス・コミュニケーション学科 特任教授

1980年から25年間、NHK記者・デスクとして、主に、医療、科学、災害関係のニュース取材やドキュメンタリー番組制作を行ってました。2005年に大学の教員になってからは、科学コミュニケーション、科学ジャーナリズムを教育研究のテーマとしています。

研究分野:社会学
専門分野:コミュニケーション・情報・メディア


テレビ、新聞、雑誌などのマス・メディアが伝えるものとは何か、逆に伝えないものとは何かなど、現代のマス・メディアがかかえる問題点を、実際に起きている出来事を素材に考える学問です。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


とにかく世の中の動きに常に興味関心を持ち、情報感度をあげておくことが望まれます。日頃からニュースを見たり、新聞雑誌をしっかり読んだりすることも大切です。

研究テーマ


防災分野および医療分野における科学コミュニケーションの研究と実践、特に科学コミュニケーションの担い手である科学ジャーナリズムのあり方について分析研究しています。
その他の研究テーマとしては・薬害防止のためのNGO活動・医療事故防止、医療安全の向上のための活動・防災減災のための情報発信と国際共同研究などがあります。

最近の研究活動


防災分野では、南海トラフ巨大地震の情報発信のあり方を研究者とメディア関係者とで検証する研究に加わっています。またJICAの国際協力の一環として、ベトナム国営放送(VTV)の防災報道研修とモンゴル・ホブド県の大規模自然災害への防災啓発プロジェクトに参加しています。医療分野では、医療安全の向上のための患者参加の方策に関する研究、心不全患者の語りデータベース構築や、障害学生の語りのデータベース構築などの研究を行っています。

担当科目


メディアリテラシー、ドキュメンタリー論、マス・コミュニケーション演習J、マス・コミュニケーション実習J、マスコミ総合科目A・B・C、専門ゼミナール、卒業研究

趣味


趣味は広島カープ。カープが勝つと元気になり、負けると意気消沈します。カープの選手たちは、それほど高くない年俸で、必死で練習し、試合中はチームプレーに徹します。まさにプロ野球チームの鏡です。
ゼミの学生たちと一緒に、メディアが伝えない真実を探しにまわるのも私の趣味といえるかもしれません。