先進事例から学ぶ、考える「超成長市場」のポテンシャル。

コースを担当する広岡勲先生(右端)は読売巨人軍のアドバイザーとしても活躍。ゼミでは現場での学びを大切にしている。

日本のスポーツビジネスを、地球規模へと広げるために。
スポーツの新しい可能性を拓き、ビジネスを創造する力を獲得します。


スポーツ産業と、スポーツ関連ビジネスの発展に期待が高まっています。政府の成長戦略をまとめた「日本再興戦略2016」でも、スポーツ産業の成長・活性化が重要課題のひとつに挙げられました。スポーツを軸にさまざまな価値を提供する「スポーツビジネス」をさらに拡大するためには、どんなアプローチが考えられるでしょうか。たとえば大学スポーツの活用、魅力的で収益性の高いスタジアムの整備、ITなど他分野と融合した新しい価値の創出……プレーする、観る、応援する楽しみを広げ、次世代の選手を育成していくことも、そのひとつといえるでしょう。本コースでは多くの可能性に満ちたスポーツビジネス関連市場や関連企業について、最新の動きも分析しながら理解を深めます。また読売巨人軍でのインターンシップや社会貢献活動「G♡hands」への参加といった体験も交えてプロスポーツリーグの事例に触れ、プロアスリートやプロスポーツチームのマネジメント(経営・運営)について実践的に学びます。

広岡 勲 先生
江戸川学園理事・評議員。読売巨人軍、日本相撲協会の役職を兼務する。1991年、報知新聞社へ入社、新聞記者として長嶋茂雄氏、松井秀喜氏担当を歴任。2003年、ニューヨーク・ヤンキースへ入団、大リーグ日本人初の球団広報兼環太平洋担当として、通算10年間4チーム、米球界に従事。2013年、WBC日本代表統括広報、2021年、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の野球・ソフトボール担当ベニューメディアマネージャーに就任、開会式の演出にも尽力。博士(工学)。

Student Interview

スポーツビジネスを基点に、
学びと興味を広げることができました。


広岡先生のゼミはスポーツビジネスについてだけでなく、広く社会・経済について学び、考える機会になりました。ゼミの学生が発表やスピーチをすることも多く、毎回の授業で繰り返すうちに、私も自信を持って発表できるようになりました。こうした経験は、就職活動でも役立つものに。また「スポーツ心理学」では、緊張しがちな自分の性格に当てはめながら学ぶことができ、ストレスへの対処法や、心理的にも強い選手になるための参考になりました。

自分自身の経験や、先生の姿が
理解を深め、成長するためのヒントに。


「スポーツマネジメント論」や「スポーツマーケティング論」などの授業で特に関心を持ったのは、スポーツによる経済効果の大きさや、プロチームと企業の関係、そしてスポーツが利益を生み出すしくみ。私が所属するバレーボール部の試合でも、上位リーグの大会では観戦チケットが有料になっています。こうしたところにも、スポーツビジネスの視点がありそうです。授業での学びをきっかけに、プロチームの経営・運営にも興味が生まれました。