スポーツからみる日米文化比較―ベースボールと野球
                        高田ゼミ  三澤 泰昭

(1)はじめに 
 野球、アメリカンフットボールとアメリカから生まれたスポーツに私は馴染み
親しんできた。経験、観察していく中で同じスポーツであっても本場のアメリカ
とは何か違う感覚を感じたのである。
それはアメリカ、日本に互いに存在する文化、風土、環境の違いがスポーツに
反映していることが要因としてあげられる。文化がスポーツに与える影響をアメ
リカメジャーリーグ、日本プロ野球を比較し検証していく。

(2)調査 
 今回調査方法として私は1999年ワールドシリーズ「ニューヨーク・ヤンキ
ース対アトランタ・ブレーブス」第1戦から第4戦までの試合、1999年日本
シリーズ「ダイエー・ホークス対中日ドラゴンズ」第1戦から第5戦までの試合
をビデオにとり検証した。ビデオはそれぞれ5回観察した。他のチームとでは若
干の違いがあるかもしれないが全チームを観察することはできないためこれが代
表的なパターンとしてみることにする。

メジャーリーグ          プロ野球
 a.オルガン演奏         a.決まったリズムで応援
 b.回と回の間に音楽を流す    b.私設応援団の存在を旗でアピール
 c.グランド整備の際YMCA   c.7回応援歌が流れみんなで歌う
 d.ホームラン・いろんな応援   d.ホームラン・決まった応援

(3)まとめ
メジャーではスタジアムがプロ野球では私設応援団が祝祭空間として存在して
いる。その中には必ず煽りを鎮める文化装置があり、この装置によってフーリガ
ンのような暴力的なファンが生まれないようになっている。

a.メジャーリーグ―応援の仕方
個人として自分のスタイルを貫き通すことができる。―個人主義

b.プロ野球
私設応援団というひとつのグループをつくる。―グループ優先主義

c.これからの日米文化の展望
今回の調査でこのような結果が得られた。しかし私は日本が国際化社会にな   
っていくにつれグループ優先主義から個人主義に移行していくと考える。その際
プロ野球では応援のスタイルが個性を重視したものに変化し、太鼓、メガホン、
トランペットの音色が消え、さまざまな応援スタイルが生み出されていくことに
なる。

© 2000 Yasuaki Misawa